今回は、「陶芸で割れない作品を作るには?」です。
素焼きでは無事だったのに本焼で大きなヒビが!
絵付けもしたのに、ショックです。
この後、さらに上絵付けするつもりでしたが、断念。
次は失敗しないようにするには、どうしたら良いのでしょうか?
失敗しないための原因と対策
練り込みはしょっちゅう割れますが、それ以外で割れたのは初めてでした。
絵付けまでして割れるとけっこうガクッときます。
今回は上絵窯があるというので、それに間に合わせようと頑張ったので、よけいにです。
そういう風に急いだのがいけなかったのかのしれません。
使ったのは半磁土に透明釉です。
次はこういう失敗しないよう、原因と対策を考えてみました。
「物言わぬ土の声を聞け!」
まずは、教室の大先輩、Mさんにご相談。
次のようなアドバイスをいただきました。
半磁土の様なキメの細かい土を使う時は、
①ギリギリの量で作らない。
②水を使いすぎない。
③口をしっかり締める。
④削りは、固すぎるくらいにしてから(ゆっくり乾燥)
⑤削りの時に3ヶ所止める際に抑え過ぎない。
心当たりとしては、④
急いだので、乾燥が十分でない若干柔らかめの時に削ったかもしれません。
⑤は、普段から気をつけているつもりですが、乾燥が不受分だと柔らかくて負担が行くかもしれませんね。
トラブルは人間本位の時に起こる
「陶芸のトラブルは、人間本意に作業した時に起こる感じがします」
「たまに土に聞いてみるのも良いかもね。????」
というアドバイスもいただきました。
そうですね〜。
人間の都合を押し付けちゃダメってことかな。
物言わぬ土にも魂があります。
土の声、まだ聞こえないけど、耳を傾けていれば、そのうち語ってくれるかもですね。
「焼いてみないと分からない」
陶芸教室のN先生にも原因と対策を聞いてみました。
「今まで割れたことなかったですか? 実はよく割れるんですよ〜」
原因は?
対策は?
「焼いて見ないと分からないんで」とこれだけでした。
M先生にも聞いてみました。
「あ〜、半磁はね〜。素焼きにちょこっとぶつかっただけでも割れるから」
どうやら対策は無いようです。
運?
賭け?
釉薬でも増すリスク
自分的には、もしかしたら、透明釉が厚かったのも原因の一つかも、とも思っています。
よく割れる磁気土を使った練りこみは、無釉の方が割れにくいです。
釉薬をかけると、本焼きで素焼きよりも縁が落ちて、中央が盛り上がります。
本焼きで釉薬が溶ける時に、土も柔らかくなって影響を受けるそうです。
それで、底に亀裂が走ったり、落ちた縁が裂けたりといったことが起こります。
この半磁の皿も、素焼きよりも縁が落ちていました。
その分、縁に負担がかかって裂けたのかもしれません。
Mさんに貴重なアドバイスをいただきましたので、次は失敗しないよう、 土と対話したいと思います。
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