釉薬の重ねがけと模様〈藁白にシンシャ〉、酸化焼成と還元焼成

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ぐいのみ
全体に藁白釉をかけて、辰砂釉を筆でのせて模様にしたぐい呑。還元焼成で赤く発色している。
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今回は、「釉薬の重ねがけと模様、酸化焼成と還元焼成」です。

陶芸作品に1種類の釉薬(ゆうやく)も、シンプルで良いんですけど、重ねがけなどで変化させたい時もありますよね。

今回は藁白(わらじろ)に辰砂(しんしゃ)をご紹介します。

辰砂は、酸化焼成(さんかしょうせい)で緑に、還元焼成(かんげんしょうせい)で赤に発色する、不思議な釉薬です。

ぐいのみウラ
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辰砂は、「丹(に)」とも「賢者の石」とも呼ばれた貴重な鉱物

シンシャ
鉱物の辰砂(写真/wikipediaより)

辰砂は、本来は「賢者の石」とも呼ばれる赤い鉱物です。

なんだかロマンチックですね。

水銀の重要な鉱石鉱物で、日本では古来から「丹(に)」と呼ばれたそうです。

不老不死の薬になるとかならないとか?

水銀ですから毒ですが、陶芸で使う辰砂釉は、水銀ではなく、銅を含んでいます。

還元焼成で、鉱物の辰砂のように赤く発色します。

還元焼成とは、窯の中に出来るだけ酸素が入らない状態で焼成する方法です。

酸化焼成ではさわやかな緑色に発色する辰砂

還元焼成に対して、酸素が十分な状態で焼成することを、酸化焼成といいます。

辰砂釉は、酸化焼成ではさわやかな緑色に発色します。

私はどちらの色も好きです。

ただ、重ねがけするときや模様として入れるときは、やや厚く塗らないと、うまく発色しないようです。

ぐいのみ
藁白釉に辰砂釉で酸化焼成。緑色に発色

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