「筒上げ」電動ろくろで高さ30cm目指して Pottery Rokuro

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陶芸教室で、ここのところ電動ろくろで筒上げの練習をしています。目標は、土2.5キロで高さ30cmですが、なかなか難しいですね〜。

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陶芸の基本は湯のみ=小さな筒上げ

陶芸というと、基本は湯のみと言われますが、湯のみも筒上げです。

筒上げは土を上へと伸ばしていく技術です。

ご飯茶碗なども、あとで開きますが、筒上げです。

一応、湯飲みやご飯茶碗はろくろでひけるので、筒上げも出来るということになるのですが、これが高さ30cmとかになると、ものすごく難しいです。

20cmを超えたあたりから、急に難しくなる感じ。

某美大陶芸科1年生の修了課題

高さのあるものを作りたかったら、途中までろくろで挽いて、紐を積みながらろくろできれいにしていく方法や、2つか3つに分けて挽いて、あとでくっつける方法などありますが、やっぱり、最初から最後までろくろで30cm引き上げられるようになりたいものです。

某陶芸教室の講師の採用試験にも、「2.5キロの土で、10分で30cmの筒を挽ける」というのがありましたしね。

また、某美大の陶芸科では、1年生終了時の課題が、30cmの筒上げだそうです。

私がこんなに苦労しているのに、1年生の課題なのかい! って感じですが、陶芸はろくろだけじゃないですしね。

1cmずつ? てげてげ上達中

私が教えてもらった方法は、土ゴロシしたあと一度低く下げて、穴を掘って両手の指で挟み、少しずつ引き上げていくというものでした。

その際、湯のみの時とは違って、下の方の外側は、親指の腹部分を使うそうです。

中指だと、土をえぐってしまうから、ということですが、なんだか今までと全然違う形で、難しいです。

上の方は、湯のみと同じ手の形で良いとのことでしたが、初回は22cmまででよれてしまいました。

時間がかかりすぎて、水気が多くなりすぎるのも良くないんですよね。

分かっちゃいるけど、時間ばっかりかかってしまいます。

でも2回目は23センチ、3回目は24cmまでいったので、オー、ちょっとずつですが、上達してるのかな?

ゲンコツで一気に筒上げの大技にビックリ

そういうこと、てげてげと筒上げ修行中でしたが、教室の先生が、「YouTubeで全く違う筒上げの技法見た!」と言います。

私も見せてもらいましたが、土ゴロシしたあと最初から土を高く棒状にして、上の方に穴を掘ったあと、おそらくゲンコツで?(中が見えない) 、 一気に穴を深くしていきます。

そのあとひき上げるのですが、最初から高さがある分、早い早い。

土をろくろに置いて筒上げし、さらに膨らませてから大壺にして切り離すまで、なんと2分30秒です!

筒上げに始まって筒上げに終わる電動ろくろ

陶芸で最も難しいのは、この大壺だと言われていますから、この方のテクニックはすごいです。

電動ろくろの基本が湯のみで小さな筒上げなら、大壺は大きな筒上げです。

筒上げに始まって筒上げに終わるといっても過言ではないですね。

やり方もいろいろで、スポンジを使ったり、布で押さえたり、中の指は中指を丸めて、という方もいます。

まあ、こうでなくてはいけないということは無いんですよね。

私も次回、ゲンコツひき上げにチャレンジしてみようかな〜と思います。

筒上げで高さのある花器を2回に分けて挽く

相変わらず筒上げ苦戦中ですが、実は今の私の腕でも、高さのある花器を作ることは可能らしいです。

それは、2つに分けて挽くこと!

上がったり下がったりの筒

陶芸では、横に広い皿も難しいですが、高さのあるものはもっと難しい!

ある程度上がってきても、自分の重さで落ちてきて、上がったり下がったり。

2.5キロで高さ30センチを目指していますが、25センチ前後を行ったり来たりしています。

いずれはマスターしたいですが、今の私の技術でも、高さのある筒を作ることはできるそうです。

20cmの筒を2つ挽いて、繋ぎ合わせれば40cmになりますね。

うまく挽けたかどうかは切ってみると分かる

写真は私の作品じゃなくて、教室の方のです。

せっかく作りましたが、形が気に入らないとそうで、壊す前に縦に切ってみました。

なかなか上手。

真ん中あたりにつなぎ目がありますね。

ちゃんと挽けているかどうかは、こうして切ってみるとよく分かりますが、なかなか勇気がいります。

特に、一見うまく出来ていると、切りたくないですが、一番勉強にはなると思います。

厚みが不均等だと、焼成で歪んだりしますし。

リズミカルに均一の厚みで挽けた筒、憧れです!

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