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今回は、「ラテックスで描く陶芸の染付け絵皿」です。
素地を伏せたり、色を抜いたりする技法には、マスキングや撥水剤がありますが、ラテックスを使う方法も。
ラテックスはゴムですので、後でペリッとはがせます。
素地がくっきり白く残り、バックに呉須を飛ばしたりしてメリハリをつけることができます。
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絵柄の白く残したいところにラテックスを塗る
1.
素焼きの皿に、4Bくらいの柔らかな鉛筆で下描きします。
2.
白く残したいところに、ラテックスを塗ります。
最初は不透明で白っぽいですが、乾くと黄色っぽい透明になって、下書きも見えます。
ゴムだからペリッとはがれて、白い素地が現れる
3.
呉須で骨描き(輪郭)し、葉の部分にダミを入れます。
4.
薄い呉須を筆で飛ばしたり、歯ブラシでしぶきを飛ばしたりして、バックに変化をつけます。
5.
ラテックスをはがします。
ラテックスを塗っていた部分がくっきりと白く残ります。
ただ、鉛筆の下描きもラテックスと一緒に取れてしまいますね。
ラテックスの応用あれこれ。さまざまな絵付けに
6.
消えた下描きの線を鉛筆でもう一度入れて、呉須でなぞります。
7.
透明釉をかけて焼成します。
酸化焼成でも良いのですが、呉須は還元焼成の方がキレイに発色します。
もちろん、呉須を使った染付けだけでなく、色を使った絵皿にもラテックスは応用出来ます。