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今回は、釉薬の重ねがけをご紹介します。
陶芸作品の装飾技法は色々ありますが、
釉薬の重ねがけは比較的簡単にデザインに変化を生む、楽しい技法です。
今日は、乳白釉に乳白釉の重ねがけのスープボウルと、蕎麦釉に白萩釉のぐい呑をご紹介します!
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ジャンボ茶碗蒸しに活躍中!重ねがけのスープボウル
我が家は茶碗蒸し好き。
作るときは、ジャンボで行きたい!
それになぜか、普通サイズの茶碗蒸しより、ジャンボで作った方が美味しいんですよね!
一般的にはスープボウルですが、我が家では茶碗蒸し用器です。
26cmの深型フライパンで蒸すので、1度に3個入って出来るだけ大きなサイズで作りました。
自分の思うサイズに作れるのも、手作りの良いところ!
黒っぽい土にに乳白釉に乳白釉の重ねがけのスープボウル
乳白釉をかけるので、白い土だと面白くない。
ザラッとした特赤土1キロに、黒泥500グラムで、3個を手びねりで作りました。
すぐに冷めないよう、ちょっと厚めに作っています。
高台を削り出したら、素焼きして釉薬かけです。
最初に乳白釉をズブがけして、乾いたらもう一度乳白釉を模様のように一部にかけます。
1度釉薬をかけただけのところは、土の色がやや透けて、ちょっとグレーっぽい感じ。
2度がけすると、かなり白くなってアクセントになります。
混ざった色がキレイ。蕎麦釉に白萩釉のぐい呑
土は並こしを使っています。
蕎麦釉をかけて、一部に白萩釉をかけてアクセントに。
白萩釉はそれだけだと白っぽい釉薬ですが、蕎麦釉に重ねることで、混ざりあってきれいな色になりました。
マットな蕎麦釉に光沢のある白萩釉のコントラストも楽しいです。