陶芸のマスキングって面倒なんですよね。でもマスキングでしか描けない美しさがあるので、ハマってしまいます。
先日ご紹介した、「掻き落とし」技法ですが、「マスキング」を使っています。
「掻き落とし」には、必ずしもマスキングを使う必要はないんですが、私は絵付けした背景に釉薬をかけたいので、絵柄に「マスキング」しているわけです。
でも、この「マスキング」って、かなり面倒。
時々、「あ〜、もうやめ!」っていう気になります。
ちゃんと最後までやりますけどね。
マスキングの手順
1. 白化粧
轆轤で皿を挽いた後、白化粧をかけます。
2. 鉄筆で掻き落とし
白化粧が乾いたら、下書きして、鉄筆で掻き落とします。
3. 素焼き
素焼きします。
4. トレーシングペーパーを当てて縁をなぞる
絵柄をマスキングするために、絵にトレーシングペーパーを当てて、縁をなぞります。
厚めのトレーシングペーパーが良いです。
5. マスキングテープ
広めのマスキングテープをトレーシングペーパーの絵に、隙間なく貼ります。
6. マスキングテープをハサミで切る
縁取りに沿って、トレーシングペーパーごと、マスキングテープをハサミで切ります。
7. マスキング
マスキングテープを剥がして、皿の絵をマスキングします。
8. 釉薬を吹きかける
マスキングが終わったら、皿を手ろくろに乗せて、回転させながら釉薬を吹きかけます。
9. 色をつける
裏も吹きかけた後、マスキングテープを剥がして、色をつけます。
マスキングテープが浮き上がって、絵に釉薬が付いている箇所は、濡らした綿棒で拭き取ります。
カッターボードを使うもう一つの方法
ね?
めんどくさいでしょ?
でも、この方法は、トレーシングペーパーからマスキングテープを剥がすのがちょっと大変。
トレーシングペーパーとマスキングテープがピッタリくっついているので、カッターナイフを間に差し込んだりして。
薄いトレーシングペーパーだと、破けてしまいます。
実は、以前は、もっと面倒なことをしていました。
トレーシングペーパーで縁取りしたら、カッターボードにマスキングテープを隙間なく貼って、その上にトレーシングペーパーを置いて、トレーシングペーパーごとカッターでマスキングテープを切っていました。
ハサミで切るより大変。
でも剥がすのは楽でした。
どっちが良いのかな?
もっと手は抜ける? 工程省いてマスキング
後でふと思ったのですが、透けるマスキングテープなら、直接お皿に貼って、鉛筆で縁取りしても良いかもしれません。
切るのは一度剥がしてから。
それから皿に貼れば、トレーシングペーパーのは工程が省けますね。
今度やってみます。
抜ける手は抜きつつ、きれいにマスキングしたいものです。
↑アフィリエイト広告です。