明治24年築の古い納屋で喫茶とギャラリー
浦和「楽風(らふ)」の「ワンクリエーターコーナー」にエントリーしてきました。
「楽風」は、明治24年築の納屋を活かした、日本茶喫茶・ギャラリーです。
1階が雰囲気の良い日本茶喫茶で、靴を脱いで上がります。
2階は、土壁に太い梁のある部屋と畳敷きの床の間のあるふた部屋で、貸ギャラリーになっています。
それとは別に、1階の隅にテーブル1つの「ワンクリエーターコーナー」という展示即売コーナーがあり、人気です。
喫茶のお客さんにも人気ですが、実は、作品を展示・販売したい、物作り作家さんたちにとても人気なんですね。
というのも、2階の貸しギャラリーはもちろん有料ですが、「ワンクリエーターコーナー」は、使用料が無料なんです。
委託販売で、売り上げの30パーセントを手数料としてお店に支払いますが、危険負担がないので、初めて作品を販売したい方でも安心して出来ます。
手作り作家の登龍門
スペースは75cm×110cmの机上1面とその後方の壁面ですから、広くはないですが、工夫次第でたくさんの作品を展示販売できます。
展示期間は月の前半か後半、約15日ですが、1月、8月、12月は1ヶ月なので、1年間で21人のクリエーターの作品を扱うわけですね。
陶芸に限らずですが、何か手作りの作品を販売したいと思っても、売ってくれる場所がなかなかありません。
今はネット通販もありますが、送料もかかりますし、やはり手にとってもらわないと、良さも伝わりにくいです。
全国規模の大きな公募展に何度も入選したり、ギャラリーを借りて個展を開き、販売実績を作れば、デパートなどで取り扱ってくれることもあるかもしれません。
でもそこまでの道のりは遠すぎます。
そういう作家たちにとって、楽風の「ワンクリエーターコーナー」は、初めの1歩に最適です。
ここからスタートして、プロになった方もいらっしゃいます。
作家の登龍門ですね。
1年以上前の受け付け開始
私が「楽風」を知ったのは、去年の6月。
陶芸教室の先輩、Mさんが「ワンクリエーターコーナー」で展示販売を行った時です。
Mさんは棚を作ったり、壁面に展示したり天井からぶら下げたり、机の下まで使って、信じられないほどの作品を小さなスペースに詰め込んでいました。
売り上げもなかなかのものだったようです。
そのMさんに、「楽風で売ったら?」と勧められました。
Mさんの大量の作品を見ていたので、「あんなにたくさん作れないし」と思っていましたが、何と、エントリーしてから実際に展示販売してもらうまでは、1年以上かかるんです!
毎年、1月11日が受け付け開始で、翌年の予約を取るのですが、すぐにいっぱいになってしまうようです。
それも、作品を持って行って見せて、面接?してから。
ダメダメだと断られることもあるのかな? まあ、そりゃそうだ。
受け付け開始の翌日に半分埋まる人気
私は1月12日、つまり受け付け開始の翌日午前に行きましたが、すでに半分ほど予定が埋まっていました。
空いている中から、一応、6月前半を希望してきました。
1年半近くありますので、せっせと作品を作りだめしようと思います。
な〜んて、展示販売してもらえるかどうか、まだ未定なんですけどね。
スタッフのみなさんで相談の上、1週間くらいでお返事下さるそうです。
断られたら恥ずかしいなあ〜。
その時は、この記事は、こっそり削除かな?